女性が結婚を考え始めたら

相手を選べる自由 ライフスタイルの自由が叫ばれるようになってますます難しくなって来たと言われる 「結婚」 。

  
そもそも「結婚」にあたっては どういう心構えが必要なのでしょう?
「大好きな人と一緒になりたい!」 ・・・これは多くの女性が望むことですが、「幸せな結婚」って、一体どうしたら掴むことができるのでしょう?

今回は 「対象になる相手がまだ居ない」 「もしや、今付き合っている彼じゃないのかも・・・」とお考えの女性の皆さんへの、考え方のヒントとして綴って参ります。

 
一番基本となる大前提の考え方


「結婚は、必ずしも、恋愛の延長線上にはない」
  これと同じ意味で、

「恋愛と結婚は、全く別のものである」 

「恋愛の、最上級の形が結婚なのではない」  ・・・ということです。


これには多くの女性が 「ギョエ~~~!!!」と思われたはず。でもここをしっかり抑えておくことが大切です。

冒頭で書きました通り、大好きな人と一緒になって、いつかウェディング・ベルを鳴らしたいという願いは、年頃の女性なら誰もが一度は夢見ることでしょう。

しかしながら、死ぬほど大好きな彼でも、結婚して上手くやって行けるかはわかりません。 
「好きなら何とかなるわ!!!」 ・・・・情熱的なこの一言こそ、お互いが哀しい結末を迎える序章なのかも・・・・。



結婚の動機は間違っていませんか


意外な盲点はここにあります。「なぜ結婚したいのか?」を、自分なりに見つめ直すことが重要です。
例えば、

◎ 友人や同僚など、同世代がどんどん結婚していくから。

◎ 親が、早く嫁にいけ(婿をもらえ)とうるさいから。

◎ 交際相手と付き合いが長くなったから。

◎ 出産のリミットが迫っているから。

これらはごく一般的によく聞かれる動機ですが、このような思いを発端に相手選びをすることはとても危険です。判断力も鈍っています
また、どうしてもこれらの理由から結婚に踏み切りたい場合は、十分に時間をかけ、見切り発車のないように進めねばなりません。



幸せな結婚に必要な「基本」とは?


確かに相手を敬ったり、大切に思う気持ちは必要でしょう。
ですが、それだけでは続きませんよね。

① 相手の本質を正しく把握し、受け入れることができますか?

 人にはそれぞれ長所と短所があります。長年連れ添うわけですから、時には相手の短所も受け入れる器が必要になります。
これがないと、無理に自分の好みに合わせようとしてケンカやトラブルの元に。

② 経済面・仕事面の計画はできていますか?

 会社を辞めたくて寿退社を狙う・・・なんて強かな女性もいるようですが、男性側はたまったものではありません。 「おんぶに抱っこ」ではなく、十分に相手と力を合わせて行ける用意もしておくことです。 結婚にかかる費用面もしかりで、相手方に負担をかけ過ぎないこと、スムーズに話を進める1つのエッセンスになります。

③ 家事や日常生活のための知識は万全ですか?

 料理などは、よほど嫌いでない限りなんとか作れるようになると思いますが、各種届け出、保険や年金、日々かかる税金のことなど、またすぐに必要となる家事の具体的な仕方や、冠婚葬祭マナーなど・・・。特に親元に居た方は疎い場合が多いので、事前に勉強しておきましょう。
 結婚情報雑誌などに、特集としてまとめて載っていることもあるようです。参考にしてみてください。

④ 親御さんにキチンと理解を得ていますか?

 幸せな結婚の根底にあるものが、やはり周囲からの祝福でしょう。特に親兄弟は、先方とも親戚の関係になるわけですから、反対されたとしても完全に無視するわけには行きません。 「かけおち」なんて今どきあるのかわかりませんが(汗)、二人は良くても周囲は悲しみます。 意固地になったり突っ張ったりしないよう、根気良く理解を求めて行くことです

ヒント

※ 親の大きな心配の1つが、経済面(子供たちが結婚して本当にキチンと生活していけるか)だと思います。二人で結婚後の経済をシュミレーションし、それを基に簡単な設計図を作成して見せる・・・というのも、安心により理解を早める一つの案となります。
 何より自分たちの人生設計にも役立ち一石二鳥です。
「ダメなら反対を押し切る」という流れではく 「親の心配を見抜いてポイントを抑える」というのが無理のない理解に繋がると思います。

 



その上で、相手がまだ居ない方は



ポイント

※ 好きになった人、付き合うことになった人と、必ず将来が約束されるわけではありません
※ 恋人として満足できる人が、良い夫になるとは限りません
※ お見合いは、立派な婚活です。 臨むことを恥じるなかれ!
※ 出会いを合コンや民間のお見合いパーティーに頼らない。意志が少しでもハッキリした人の集まり(身元保証のされた婚活サイトなど・なんでも良いわけではないので優良なもの)を選ぶことですよ
※ 信頼ある方の紹介や、幼なじみなどもチェックです!

 

今の彼氏でいいのか、と悩み始めた方は


ポイント

※ 彼が実生活でどのような夫になりそうなのか、まず想像してみましょう。
※ 好きな気持ちだけ突っ走ろうとしていないか、反省してみましょう。
※ 結婚について話したことがある、や、会話の中で「結婚したいね」と言われた等、言葉は一切アテになりません。 彼は「口だけ星人」ではないですか?
※ 会うたびに結婚の話題を出していませんか?→ 少しはその気のあった彼でもウンザリしてしまう場合があります。
※ 定職に就いていない彼は、取りあえず望み薄、ですよ・・・。
※ ライフスタイルによっては、結婚(婚姻)を避けて自由で居た方が長く続くカップルもあります。

 幸せの形・自分なりのスタイルを考えてみよう

何を幸せと感じるかは、人によって微妙に違うものです。

自分の考えた幸せの「当たり前」が、相手にも通用して初めて、「二人共幸せ!」と言えるはず。



昔はもっと当たり前のように、適齢期が来たら結婚できていました。
それは、相手を親に決められてしまったり、結婚生活にも自由がないことにさえ何の疑問もないという、犠牲の下に成り立っていたわけですが。

現代は、
「相手を選ぶ自由」
「結婚する時期の自由」
「嫌なら投げ出す自由」に加え、

「生涯結婚しない自由」というのも少なくありません。


そんな中、女性が自分の残りの人生を預ける相手を探し、真実の幸せは何かを模索して行くことは、過酷ではありますが、とても尊く、意味深いものであると思います。


「自由」という、新しい試練を得た適齢期世代の皆さん、自分自身の心構えをしっかり持って、素晴らしいご縁を手にしてくださいね。